お盆休み、皆様いかがお過ごしでしょうか！？
私は相変わらずお盆休みという習慣がなくマイペースに事務仕事やなんやらかんやらをしております。
少し時間が出来たので色々と考えていたら試乗会や展示会でよく聞かれることをこの記事でまとめてみたらいいのではないかと思い書き始めました。
題して「23/24ICELANTIC スキーの選び方」、めっちゃそのままです。
地味にたくさんのラインナップがあるICELANTICでいつも迷われている方が居ますので少しでも参考にして頂けるとありがたいです。（あくまでも私個人の意見ですので試乗などされた方のご意見なども参考にしてみてください。）
Contents
ICELANTICのスキーカテゴリー
ICELANTICのスキーには大きく分けて5つのカテゴリーに分かれています。
その中で1つは新たにラインアップに加わったニューモデルのカテゴリーになりますので正確には4つのカテゴリーです。
各カテゴリーの中でWOMEN’Sモデルがそれぞれ分かれていますが基本的にはWOMEN’Sモデルを男性が履いてもいいですしMEN’Sモデルを女性が履いても何ら問題ありません。
ご自身の用途や求めている物を選ぶのが長く愛着を持って使用してもらえるところだと思っております。
あとICELANTICで忘れてはいけないのがグラフィック！
気に入ったアートが描かれたスキーに乗っているのは持っているだけで最高の優越感に浸れます。私はオフシーズンには自宅のインテリアの一つとして飾っている感じです。
それでは早速それぞれのカテゴリーについてご紹介していきたいと思います。
NEW FOR 23/24
こちらのカテゴリーは23/24モデルから新登場したラインナップになります。
今年は話題のSHAMAN2.0とPIONEER Xがこちらに入っております。
それぞれの詳しい内容に関しては先日も記事に上げてますので良かったら御覧ください。
23/24ICELANTIC 3つの新機種が登場 SHAMAN2.0 99/SHAMAN2.0 110/PIONEER X
SHAMAN2.0はICELANTICの特徴的なスキーだったSHAMANをリメイクして2.0として再登場のスキーです。
とにかく広いトップはSHAMAN2.0 110では160mmもありかなり特徴的なスキーになっています。
見た目はかなり癖の強いスキーですが乗り心地は見た目とは裏腹にまったりゲレンデクルージングをしたい人に最適なスキーに仕上がっています。
もちろんゲレンデだけではなくこれだけの太さがありますのでパウダーに入ってもしっかり浮力があります。
エグゼクティブアドバイザーの佐々木徳教が詳細なレビューも書いてくれていますので参考にしてみてください。
肩のチカラを抜いて「純粋にターンを楽しめる NEW SKI “SHAMAN2.0″」
PIONEER Xは大人気シリーズのPIONEER96のアウトラインをそのままに中の構造をまるっきり変え乗り心地も違うスキーに仕上がっています。
比較的ハードなコンディションで楽しみたい方におすすめなのがこのPIONEER Xです。
朝一のグルーミングがしっかりされたゲレンデをカービングで力強く滑りたい方などに合っていると思います。
他には基礎スキーなどを普段はやっているんだけど新雪が降ったとき用のスキーを探している方にも向いています。
構造にカーボンクロスのシートが入っていますのでハリが強くしっかりとした反発が欲しいという方に最適なスキーです。
PRO COLLAB
SABA PROとNIA PROは全世界のICELANTICのライダーやアドバイザーの意見を100%生かしたこだわりのスキーです。
2つのスキーの特徴としてはリフレクティブロッカー形状ということです。
一言で言えばフルロッカーのスキーになっています。
フルロッカーのスキーと聞くとディープパウダー専用のスキーと感じる方も多いと思いますがICELANTICのリフレクティブロッカーはラディウス（サイドカーブ）とロッカー形状がピッタリ似合うとてもバランスの取れたフルロッカーですので何も聞かずに乗っているととてもフルロッカーの板と感じないほど乗りやすいスキーになっています。
もちろんディープパウダーの中に入ればフルロッカーの良さが存分に楽しめるスキーです。
豆知識としてはSABAとはスワヒリ語で数字の「7」という意味になります。
ですのでSABA PROのモデルは「7」がふんだんに使われています。
例えば長さは167cm/177cm/187cm、センターの太さは107mmと117mm、プロファイルに関してはSABA PRO 107は137-107-127、SABA PRO 117は147-117-137という風にかなり数字の「7」が使われております。
まさにラッキー7なスキーになっています。
SABA PROとNIA PROは特徴的な板に乗りたいけどあまり乗り心地にクセの無いスキーを選びたい人などにおすすめです。
SABA PROに関しては過去のモデルになりますがエグゼクティブアドバイザーの佐々木徳教が記事にしてくれていますので参考にしてみてください！
異質な存在感とオーラを放ってるスキー【SABA PRO 117】
FREERIDE
FREERIDEモデルはICELANTICの最も伝統的なスキーNOMADとMAIDENがあります。
特にNOMAD105とMAIDEN101はリミテッドモデルなどでは必ずこの2つのスキーが元に作られています。
乗り心地としてはどっしりと、重戦車のように荒れたところも突き進んでいくスキーを探しているのであればこのFREERAID COLLECTION1択になると思います。
太さの選択もNOMAD、MAIDEN共に3つの太さから選択してもらうことが出来ます。
私もICELANTIC JAPANに備わるようになってから結構たちますが未だに5年以上前のNOMAD 115がエース的なスキーとして手元にあります。
たくさんICELANTICのスキーは持っていますがスキーに行く際に迷ったらとにかくNOMADを持っていくようにしています。
そんなICELANTICの絶対的エースポジションに居るからこそ毎年グラフィックにもかなり力がはいっているのがNOMADとMAIDENです。
ICELANTICのスキーがほしい、とにかく太めのスキーが欲しいけどどれを選んだらいいのかわからない、フリーライド系のスキーのまず1本目という方にはおすすめなスキーです。
もちろんどっぷりNOMADやMAIDENのファンという方も居ますよ！
23/24モデルのFREERIDE COLLECTIONに関して細かくは記事でも書いてますので参考にしてみてください。
ICELANTICの定番！23/24のFREERIDE COLLECTIONのNOMADとMAIDEN
ALL-MOUNTAIN
汎用性とコントロール性をとにかく重視して作られているのがこのALL-MOUNTAINのCOLLECTIONになります。
新しく登場したSHAMAN2.0やPIONEER Xも正確にはこちらのALL-MOUNTAINのCOLLECTIONにカテゴライズされていますが先に紹介していましたのでこちらではICELANTICの長年愛されてきたPIONEERと女性にも最適なALL-MOUNTAINスキーでもあるRIVETERを紹介したいと思います。
先にも書きましたがPIONEERとRIVETERはとにかく汎用性が高いスキーになっています。
仲間とスキーを楽しみに行くけれどどのスキーを持っていったらいいかわからないやレジャー的にスキーを楽しみながらカービングもしたいけど新雪があったらパウダーも楽しみたい、バックカントリーなどにも興味があるけれどどれを選んだらいいかわからないという方にはPIONEERとRIVETERはおすすめできます。
最近ではPIONEERとRIVETERはテレマークスキーをする方からも人気のスキーになっています。
私もそんなこんなでテレマークスキーを昨シーズンから始めました。
テレマークスキーで使用しているのはPIONEER 86を使っております。
コントロール性も高いので初めてのテレマークからしっかりと操作してゲレンデを滑っていくことが出来ました。
おかげでテレマークにどっぷりハマっております。とはいえまだまだド素人レベルの滑りですが好きなことにはとことん没頭して楽しむのが私のスタンスですのでテレマークに興味のある方、これから始めてみようという方、一緒に練習しましょう！
BACKCOUNTRY
ICELANTICのスキーはそのスキーでもバックカントリーに行くことは出来ますが、全部のラインナップの中でもバックカントリーに特化して開発されているのがこのBACKCOUNTRY COLLECTIONになります。
ラインナップとしてはNATURAL、NOMAD LITE、MYSTIC、MAIDEN LITEになります。
最初にNATURALとMYSTICについて紹介したいと思います。
この2つは他のICELANTICのスキーから比べればそこまで汎用性が良いスキーでは無いのが特徴ではありますがバックカントリーに行けば最高の能力を発揮してくれます。
特にコンディションとしては開けた雪原の中をクルージングするのには最高のパフォーマンスを発揮してくれます。
トップが長く下地のないパウダースノーの際にはしっかりと浮力が得られ、急な斜面でも軽快に滑ることが出来ます。
軽さもICELANTICのスキーの中では軽量設計になっておりテックビンディングなどで使ってもらうのがおすすめになります。
NOMAD LITE、MAIDEN LITEはNOMAD 105とMAIDEN 101とまるっきり同じアウトラインでコア材をNATURAL、MYSTICと同じ軽量なものに変えたモデルになっています。
バックカントリーに行く際には軽さは大事ですからね！
形状的にツリーランなどを楽しんで頂くのにはとても使いやすい設計になっていて汎用性も非常に高くバックカントリーモデルではありますがゲレンデでも十分に楽しんで頂くことができるモデルになっています。
よく聞かれるのがNOMAD 105とNOMAD LITE、どちらを選べばいいかなど言われますが、ここに関しては完全に好みなどもあるのが実情です。
実際に試乗会などでは両方乗って頂き好みを選んでいただいている様なくらいです。
ただ、スキーを選んでいる中でコア材の違いなどを感じてみたい方などにはNOMAD 105とNOMAD LITE、MAIDEN 101とMAIDEN LITEを乗り比べて頂ければコア材の違いでスキーの乗り心地はこんなに違うのかってことがわかってもらえると思いますので試乗会では是非試してみてくださいね！
ICELANTICのスキーは強度が自慢
たぶん多くの皆さまが見たことがあると思うこの動画。
ICELANTICスキーの製造は1本1本がハンドメイドで作られています。
大量生産は出来ないのですが大事なスキーですので製造工程はとても丁寧です。
工場見学の記事は過去にも書いてますのでどんな風に作られているか気になる方は下の記事も御覧ください。
これぞハンドメイドスキー！ICELANTICスキー板工場見学でみた驚きの職人技と製造工程！
まとめ
一気に書いてますので文章が若干おかしな部分などあるかもしれませんがいかがでしたでしょうか？
それぞれのスキーの詳しいレビューなどはリンク貼ってありますのでそちらの記事も参考にしてもらえればとおもいますが全体的な選び方としてはこの様な内容になっています。
あくまで私の個人的な意見が多い内容になってしまいましたが参考にしてみてください。
またICELANTICは率先して試乗会などには参加するようにしています。
けしてスキーは安いものではありませんし、スキーは道具を使ってするスポーツですので道具選び一つで楽しみ方も大きく変わってきます。
ですので少しでも皆様に試乗して頂き、お気に入りのスキーを見つけてもらえるようにメーカーとしては最大限努力していこうと思っています。
そして最高の1台に出会った際にはそのスキーを長く愛用してもらえれば幸いです。
試乗会などではお気軽にお声がけくださいね！
もちろん悩み事があればお気軽にSNSやお問い合わせから連絡頂ければ嬉しいです！
August 16, 2023/GEAR/スキーの選び方スキー板
