大変ご無沙汰してます。この夏はまったり夏を過ごそうと思っていたのですが、まさかの事態に見舞われ急に忙しくなってしまった私です。
なぜにもそんなに忙しくなったかと言うと、とある友人がガイドツアーを実施しているのですがその友人が怪我をしてしまい代わりにガイドをやっていたという感じです。
そうなんです、私の前職はアウトドアのツアーガイドをしておりました。
若干引退めいた感じでその業界をあとにした様な感じでしたがひょんなことからバリバリの最前線ガイドに復帰しておりました。
ひとまず夏も終わりなんとか繁忙期も通り過ぎ、やっとこさ冬の頭に完全に切り替えられる感じです。
話はそれましたが今回は現在ICELANTICのサイトの中でも人気の記事「【スキーの選び方】最高のスキーライフは板選びから始まる!」を更に掘ってみた感じの内容で、ゲレンデに合わせた板選びというニュアンスで書いていきたいと思います。
Contents
そもそもで皆さんどうやってスキー選んでますか?
スキーを選ぶ際に皆さんは何を基準にスキーを選んでおりますでしょうか?
「【スキーの選び方】最高のスキーライフは板選びから始まる!」の記事ではやりたいスキーによってのスキー選びについて話しておりましたが今回は切り口を変えて滑るゲレンデ(フィールド)に合わせてスキーを選ぶのも一つの考え方ではないかと私は思っております。
自分がよく行くゲレンデで最も楽しく滑れるスキーを選ぶことでより充実したスキーライフを楽しめるのは当然の事だと思います。
例えばアイスバーンでカリカリのゲレンデにロッカーしていてファットで柔らかいスキーを履いていったらどうでしょう!?
結果は一目瞭然、辛いだけです…
まあ中にはそれで楽しんでいる方もいるかもしれませんが私個人としてはちょっと辛いです。
せっかくロッカーが効いていて太めのファットスキーをチョイスするならふわふわの新雪パウダーを滑りたいですよね!
という感じで行くゲレンデ、エリアに合わせてスキーを選ぶことで楽しみも増やせると思ったので今回の様な記事を書き始めました。
スキー場コンディションに合わせてスキーを選ぶならこんな板
私が住んでいる白馬エリアのスキー場では自然雪が豊富に降るのはもちろん皆様ご存知かと思いますが…
知らない方は是非「なぜ白馬には豊富な雪が降るのか?この冬は天気のことを知って極上パウダーを楽しもう!!」記事も参考にしてみてください。
こんなエリアですので現在では海外からも多くの外国人がこの自然雪を求めてやってきてくれています。もはや景色も含めて外国の雰囲気になりつつある白馬です。
ここで使うなら私の個人的な意見ですが、せっかくならこの自然雪を最大限に楽しめるスキーを選ぶのが良いのではないかと思っております。
もちろんそれ以外のスキーでも十分に楽しむことは出来ますが、多いときには朝から晩まで降り続く時は1mくらい降るときもあるのでそれをふまえるとやはり太めのスキーが欲しくなってしまいます。
ちなみに昨シーズンの私のスキー板はこれでした
昨シーズン私がシーズンを通して使用していたのがこちらのNOMAD115 181cmです。
私はメーカーでブランドを取り扱っている身分ですので皆さんの想像ではどんな板も乗り放題みたいなイメージがあるかもしれませんが現実には違って私達もしっかり自分たちのブランドのスキーを買っています。(これは単に自分たちの取り扱っているスキーを自分たちが買えないのであれば売る資格はないと思っているからなので)もちろんICELANTICというブランドのスキーは自分たちが最大のファンであるのも事実です。
とは言え買うにもお小遣いに限度がありますので自分が最もほしい1本を毎年真剣に選んでいます…実はシーズン後半、毎週のように試乗会に出向いていますが、その間の平日には次のシーズンに自分が何を買おうか本気で試乗しています。
そしてその選びに選んだ1本が昨年はNOMAD115 181cmでした。
ちなみに私は今季どの板を選ぶかはまだ秘密ですがそれなりに候補はあります。現在使用しているNOMAD115は昨年だけで終了ではなくこれはこれで素晴らしい板だと思いますのでこれからも使い続けます。むしろ使っていただいている皆様も、そのシーズンだけで新しいスキーをおしまいにしてしまうのではなく自分のスキーライフのコレクションとしてどんどん乗ってもらえたら私は嬉しく思います。
だいぶ話が脱線してしまいましたが要は私も皆さん同様本気でスキー選びをしている1名ですのでそんな迷える自分に対してもこの記事を書いて忘備録にしているような形です。
NOMAD115をシーズンを通して使ってみた感想
せっかくここまで書いたのでこのスキーの感想も書いておきたいと思います。
一言で言うならこれ一本でかなり楽しませてもらいました。
私は元々スノーボーダーではありますがそんな私でも色々なコンディションで使うことが出来ました。
例えばカリカリではないにしろそれなりにゲレンデコンディションが固めの状態の時にカービングをして楽しむことも出来ましたし、これで下手なりにコブを滑ることも出来ました。もちろん最も狙っていた新雪パウダーも精一杯満喫しました。何よりも良い誤算だったのが春先のザラメ雪の時もかなりの能力を発揮してくれて遊べたのが印象的でした。
とは言えもっともっとやりたいことが出てきましたのでそれに合わせたスキーを今季はチョイスするつもりです。
白馬エリアでスキーするならこんなスキーがおすすめ
やっと本題的な話になりましたが、白馬エリアのスキー場でスキーするなら私が思うにこんな板を持っていたらかなり楽しめるよってのを今回はICELANTICのスキーからピックアップしてみたいと思います。(あくまで個人的な意見になりますので参考までに)
まずは昨シーズン私が愛用していたNOMAD115
こちらのスキーは見た目的には太さを感じてしまい抵抗があるかもしれませんが程よいチップテールロッカーが見た目以上の取り回しの良さを出してくれシ白馬エリアで滑っている私にとってはシーズンを通して楽しむことが出来ました。チップテールロッカーが長さを感じないため少し長いと思っても大丈夫です、自分は身長170cmで181cmで滑っていました。ニューモデルのNOMAD115は前年度モデル(私の愛用機)より軽量化されたんですが安定感はそのままでどっしりと雪面に張り付いてくれます。ビンディングの取り付け位置はCCのセンターより4cm下げた所に付けています。これが今の所かなりしっくりきています。
ゲレンデでのクルージングから非圧雪エリアなどで威力を発揮PIONEER96
PIONEER96はICELANTICの他のモデルから考えると若干細いラインナップですが、普段基礎系のスキーなどを乗っている方からすれば十分に太いスキーであるのは間違いありません。
最近の白馬ではスキー場での登録やちょっとした講習を受けることで非圧雪エリアに入ることが出来たりします。
そんなところもたまには楽しんでみたいし普段はゲレンデを自由に楽しみたいという方には1本で十分に楽しむことが出来る素晴らしい板だと思います。非圧雪エリアをメインで滑りたい方にはもう一つ太いPIONEER109もおすすめですね。
ゲレンデだけじゃなくバックカントリーを楽しむなら新ラインナップのNATURAL111
このスキーはバックカントリーをするならもってこいの超軽量スキー、白馬エリアでは最近スキー場だけでなくバックカントリーも盛んになっています。
ゲレンデに合わせたスキーの選び方なのでバックカントリーは違うんじゃないと思うかもしれませんがバックカントリーのエリアでも安全に滑ることができればゲレンデかなって思い紹介してみました。白馬では世界的なバックカントリーを楽しめるのでこれはまさにそんな場所を滑るための最適な1本だと思います。ちなみに昨年シーズン中にICELANTIC創業者のBENが白馬に来た時もこのNATURAL111を持ってきました。
白馬の全てを滑り尽くすならNOMAD105LITE
白馬エリアはとにかく多種多様なスキーを楽しむことが出来ます。
ICELANTICのラインナップではFREETOURというカテゴリーに入っているこのNOMAD105LITEですがツアーという言葉に左右されるのではなく単に1本でありとあらゆる事を楽しめるという観点からみるとこのNOMAD105LITEはかなり白馬には合っている1本だと私は思っております。例えば少しパークなどで楽しみたいと思ってもそれなりに楽しめるし、パウダーを滑りたいと思えば十分な太さがあるし、更にバックカントリーで山を登りたいと思えば軽量でいいし、という感じでかなり美味しいところどりをしているので白馬には合っているのではないかなーと個人的に思っています。
女性でゲレンデのクルージングから非圧雪エリアまで楽しむならRIVETER85
このモデルはメンズで言うところのPIONEER96にあたるスキーになります。つまり現在基礎系のスキーをやっている方が1本遊び用、要はただ単にスキーを楽しく滑るという観点で見た時に是非選んでもらいたい1本です。且つ白馬で滑るならこれはかなりおすすめのオールマウンテンスキー、ゲレンデクルージングから非圧雪エリアまで十分に楽しめます。
女性モデルだから女性が乗らないといけないという訳ではないのも事実です、私も昨シーズン試乗してみましたが十分に強度などありますので男性の方が使用するのもご心配なく。
パークなども充実している白馬ではこれもおすすめMAIDEN91
白馬エリアではパウダースノーやバックカントリーなども流行っていますが、スキー場によってはパークなども比較的充実しているのが特徴。女性向けで発売しているMAIDEN91ですが強度がしっかりしているので女性だけでなく男性の方も今季は選んでいる方がいらっしゃるくらいパークで遊べる板です。もちろん女性のパークを楽しむ人にはバッチリ、ライダーの和田祐依もこのMAIDEN91を愛用しています。
私なりの白馬エリアのICELANTICラインナップ分布図を作ってみました
豊富な雪に恵まれたくさんのスキー場が密集している白馬エリアのスキー場ですが私なりにICELANTICのスキーでここ滑るならこの板みたいな分布図を作成してみました。
もはやICELANTICのスキーを全ラインナップ持っていたら場所に合わせてこれくらいスキーを使い分けてみたいという私の欲望混じりの分布図です…
まとめ
如何でしたでしょうか?
これは私なりの白馬エリアで滑るならこんなスキーがおすすめという表現で書きましたが見る人が見ればここならこっちのスキーのほうが合っているんじゃないとか思う方も居るかもしれませんがあくまで私の個人的主観で書いているので参考にしてみる方は参考にしてみてください。
私達が取り扱っているスキーがICELANTICですので今回はICELANTICで表現しましたが絶対にこの板じゃないとダメと言う訳ではなく、あくまでその板のスペックも参考にしてみてスキー選びの参考にしてみてください。他のブランドにもたくさんの白馬を楽しむためのスキーがあります、あくまで私が伝えたいのは白馬エリアでスキーを楽しんでいる身分としてこんなスキーが最高に楽しめるよってのを伝えたかったのです。
スキーだけじゃなくこの白馬エリアにもスキーしに来てくださいね!そして白馬エリアに来る際には是非ICELANTICのメンバーもスキーに誘ってください、口実があると滑りに行けます。あ~シーズンが待ち遠しい!!
September 3, 2019/GEAR/スキーの選び方スキー場スキー板ファットスキーロッカースキー