【プロスキーヤー佐々木徳教コラムVol.5】freeとfreestyleの話

芸能人の黒い交友関係が発端なのにいつのまにか所属事務所の会見が良くないって話にすり替わってワイドショーの話題が持ちきりになってましたね。
今は引退してしまっている元芸人が昔こう言ってたそうで

「芸人ちゅうのは落ちこぼれ人間ですよ。社会のはみだしもん、アウトロー。いわば暴力団と一緒ですから。もともと同じタイプの人間やからね。できるだけ楽したい、皆と一緒のことはしたくない、それでいてチヤホヤしてほしい、お金はようけもらいたい。ほとんどこういう考えの人間が、芸人とヤクザになる」

マトをへ過ぎでこれ以上の言葉が出ない。笑
オレ達みたいなウインタースポーツで生計を立ててる人間も一緒。
目立ちたい。好きなことだけしていたい。楽したい。これでしか自分を表現できない…
反社、半グレ、はたまた芸人と対して変わりません。むしろオレ達の方がタチが悪いかも。季節がきたら動き出してシーズンオフは芸人みたいに稼げてないから息を殺して細々と生きている言わば昼間のドラキュラみたいな。
こんな生活はマトモじゃないってしっかり理解してます。
自宅の外でオレがなんかしてると近所のガキどもがオレの家の前を小走りでイソイソと必ず通るんだけどそれってきっと親御さんに
「あそこの家の人、冬は家に全くいないけど夏はバイクいじったりクルマ洗車したりスケボーに乗ってふらぁ〜っと出かけるってどう考えたって普通じゃない人だから気をつけなさい!」って言われてると思うもんね。オレだって近所にオレみたいな感じのヤツがいたら不審者って思うもんね。笑

芸能人の黒い交際なんてたいした事じゃなくって問題なのはアマチュアみたいな仕事をした責任の無さとそんな事ですべての信頼を失ったことへの覚悟の無さだろ?ってオレは思っておるのです。
反社や半グレなんて一人かえして友達の友達に…いるでしょ?そうゆう感じの人って。笑
この騒動…大晦日に毎年やってる“笑っては…” の
上島軍団VS出川軍団みたいなのを吉本興業軍団VS吉本芸人軍団で6時間勝負すれば良いよね。
会長社長含め会社の人間と所属芸人で日本国民全員笑わせてくれたらそれでもうこの話は無かったことに出来るよ。人を笑わせるのが商売なんだからさ。笑

って事で上の文章が長くて十分コラムになってんじゃないの?って思ってますが今回で5回目のコラム。本題のコラムが短い事をお許しください…笑

だんだんタガが外れて言いたい事言いっ放し。自己満足。言葉の自慰行為です。笑
ヤバい事になってきております。皆さん付いてきてくれてますか?置いてけぼりは寂しいのでその時は「おい!やり過ぎだぞ!」とコメント欄にメッセージお願いします。笑
さて。今回はオレ自身がちょっと気になった呼び名の話「freeとfreestyleの話」ってので書かせていただきます。

オレは今年で27年間、モーグルから入りギャギャンドゥから始まった自分がしてるスキーを“freestyle ski”って言ってます。

恐ろしいことにこの呼び方では共通してません。人によって言い方が違うようで。
free skiだったり今流行りのfreeride skiだったり。
この話、
何年か前にスケートボードしながらlegendskier下村基樹(SHIMO)と
話した事あって『呼び名すら共通して決まってない事がカルチャーとして成り立つのか?』って。
オレはfreestyle skiってのが正解だろって思ってるんだけどその呼び名はモーグルとかスロープ、パイプ、スキークロスなんかの競技のニオイがキツいから使いたくないって若いヤツらが言ってるらしくfree skiって言ってるとか言ってないとか…
スキークロスなんて今やアルペン競技の一種類だろ?ってオレは思ってますけど。

じゃスノーボードは??freestyleってしっかり名称が決まってるよね。ほかのスポーツでもfreestyleってつく競技がいっぱいあるけど誰も使いたくないなんて思ってないというかしっかり浸透してる。
じゃなんでこんな事になってんだ?って事になります。
これって大きな組織の中での “ski” のあり方が本当は決まっててその決まりから反するモノは認めないって事の繰り返しの中でfreestyleって言葉は組織が決めた名称のようになって自由ではなく足かせや拘束具のようなイメージになっちゃってるのかも知れないね。

自由って言ってる割に皆んな同じ事してたりって思うとイメージは確かに悪い。
規定演技みたいに誰を見ても同じってなっちゃってるのはそれが一番点数が付くから
“それだけやっとけ!” 事だもんね。そこにfreestyleは確かにないかも。笑
freestyleってのは自分を表現する事と自分自身への挑戦だとオレは思ってるので確かにfreestyleではないのかも知れないなーって思い始めてしまった…
オレも呼び方変えようか?
ま、オレのルーツはモーグルなのでfreestyle skiってこれからも言い続けるけど若い世代にはこの呼び名は良いイメージではないのかも?

じゃあfreeってなんだよ?って事になるともう出口のない迷路に迷い込んで思考能力の限界値を超え耳から煙が出てきます。完全に脳が容量不足でショートします。

自由=free

自由に表現してくださいってのを想像すると恥ずかしげもなく踊る土屋太鳳のコンテンポラリーダンスを想像してしまう悲しいほどボキャブラリーのないオレ。あの動きは気持ちが悪い。可愛い顔なのに。笑
そんなカッチカチなオレの脳みそではもはや答えにたどり着く事は出来ないと思うけど自由ってのにはとんでもない責任が隠れててそれに気がつかないで好き放題やってしまったら人間の クズ になっちゃうってのはオレが長年やってきた中で得た教訓だね。
自由にやろうとすればするほどちゃんとしないといけない。

素っ頓狂であって誰よりも常識的に振る舞えるからこその自由。
ただ素っ頓狂はバカで周りの事なんて見えてないもんね。いるでしょ?そうゆうヤツって。
みんなに笑われてるピエロが一番芸が細かくてじつは笑わされているってのはとんでもない技量とやり切る覚悟がないと出来ない本当のプロのカタチなんだとオレは勝手に思ってるのですよ。
だから自由=free skiって言うのもいいけど少しでも責任って気持ちを持っていてもらいたい。ノリとか勢いだけじゃすまされない事が絶対にあるって知っていて欲しい。
本当は呼び方なんてこんだけ長くやってきたオレにとってはなんて呼んでも良いかなって思う時もあるけど。
と言うか…なんとなく始まってからいろんな呼ばれ方してたもんね。“エアーカービング”なんてクソみたいにダサい言い方してた時もあったからね。今思うと恐ろしくダサいね。どこの雑誌社の誰の発信だったんだろ? “エアーカービング” 死ぬほどダサい。流行るわけがない。笑
ダサすぎで笑えるから“エアーカービング”の名ずけ親の方、このコラムをもし読んでたら連絡下さい。ピークパフォーマンスのtシャツプレゼントします。笑

これから先の新しい世代が創る世界は強いチカラに屈せず全ての事を融合した全く新しい名前のカルチャーを作ってしまうってのが正解なのかもね。

でもさ、
オレ達のもっと前の先人達がこのfreestyle skiってモノを発展させたのは規律や秩序、階級で縛り上げられた “ski” に自由と表現を取り戻すために始めたモノだとオレは思う。
だからすべての自分を表現して自分自身へチャレンジするskierには『freestyle ski』って胸を張って言ってほしいなって思う気持ちもあるのです。
先人達にリスペクトも込めてね。

アイスランティック
エグゼクティブアドバイザー
佐々木よしみち

September 8, 2019/COLUMN/

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