ファットスキー板の選び方!パウダーもゲレンデも楽しめる新しいスキーライフを楽しもう!!

最近「ファットスキー」とよく聞くようになってきていると思いますが一体それはなんなのと思う方がいるかもしれません。
今回はそのファットスキーについて語ってみたいと思います。
表面的にファットスキーと聞いて若い子たちの楽しむためだけのスキーだと思っている方もいるかもしれませんが世界の有名リゾートなどに行くとほとんどの方がこのファットスキーを選んでいたりしますのでご参考にしてみてくださいね。

ファットスキーとは?

新雪が降ったあとの非圧雪斜面などを滑りやすくする為に、スキー板のセンター幅が通常よりも太くなったものをファットスキーと言います。

スキー板の長さが長く幅が太くなればなるほど新雪(パウダー)での浮力を得ることができ沈まずに気持ちよく滑ることが出来ますが、ゲレンデ内での整地されたアイスバーンの斜面などでは細かい操作などが難しくなったりしますので使用目的に合ったスキーをチョイスすることをおすすめします。
とはいえ最近のファットスキーはロッカースキーなどが主流で若干太めのスキーを履いてもゲレンデ内でも十分に楽しめる設計になっているのも事実ですのでサイドカントリーや柔らかめの雪を滑ることを好む方には自分の考えているより少し太めのスキーを履くことで今まで以上にスキーの新たな楽しさのジャンルへ行くことができると思いますよ。ロッカースキーについてはこちらの記事に詳しく書いてありますので参考にしてください。(最近よく聞くロッカースキーってなに?キャンバースキーとの違いは??

また競技スキーなどではなく単にゲレンデ内を楽しく滑っていたいという方にも少し太めのスキーを履いていたほうが楽に滑走しやすいのでその様な方にもおすすめしますよ。

 ファットスキーで楽しむ!

実際どれくらいの太さのスキーを選べばいいの?
スキーの太さの選び方

太さ選びで重要になってくるのは自分の使用目的、目的を明確にしておくことでどれくらいの幅のスキーを履くのが適しているか決めることが出来ます。
主には以下の3タイプくらいの選択肢に別れ、自分の用途にあった範囲で選ぶことがいいと思います。

  • 新雪(パウダースノー)をメインで滑りたい方
  • 新雪も滑りたいけどゲレンデで滑ることもある方
  • ゲレンデ内での滑走がメインで気楽に滑りたい方

以上に上げた3つの中から選んでいただくことでおおよそ自分が選ぶべき太さが決まってくるはずです。

新雪(パウダースノー)をメインで滑りたい方に適したスキーの太さ

腰や身体全体が埋まってしまうんではないかというような深い新雪を滑る方、または滑ってみたい方にはセンター幅が110mm~130mmくらいまでの太さのスキーを選ぶことをおすすめします。

ファットスキーで新雪を滑る

新雪も滑りたいけどゲレンデで滑ることもある方に適したスキーの太さ

パウダースノーも好きだけどゲレンデで滑ることもよくある、もしくはこれから少しずつ新雪なども滑れるようになっていきたいという方にはセンター幅が90mm~110mmくらいのスキーを選ぶことをおすすめします。

ゲレンデもパウダーも楽しみたい!

ゲレンデ内での滑走がメインで気楽に滑りたい方に適したスキーの太さ

ゲレンデでの滑走がメインで気楽にスキーを楽しみたい、もしくは春先のざらついた雪でも簡単に滑りたいという方にはセンター幅が80mm~90mmくらいのスキーを選ぶことをおすすめします。

ゲレンデがメイン

スキーの太さは決まったけど長さはどうしたらいいの?
スキーの長さの選び方

単にファットスキーを選べば用途、目的に合ったスキーができるという訳ではありません。
長さも用途に合わせて変えることでより自分の目的に合わすことが出来ます。
長さからスキーを選びたいという方にはこちらの記事(【スキーの選び方】最高のスキーライフは板選びから始まる!)もおすすめですよ。

新雪(パウダースノー)をメインで滑りたい方におすすめのスキーの長さ

センター幅110mm~130mmを選択してその中で障害物(ツリーラン)などを避けて滑ったりスキー操作にまだそこまで自信が持てない方には165cmから175cmくらいの長さのスキーを選択するのをおすすめします。
逆に広く障害物の少ない斜面やスキー操作に自信がある方は180cm以上の長めの板を選択することで新雪での浮力をより得ることが出来たりスピードを出しても安定感がでます。

新雪も滑りたいけどゲレンデで滑ることもある方におすすめのスキーの長さ

センター幅90mm~110mmで新雪も滑りたいけどゲレンデも滑るという方には単純に身長から+10cmくらいの長さのスキーを選択することで様々な用途に対応することができます。

ゲレンデ内での滑走がメインで気楽に滑りたい方におすすめのスキーの長さ

センター幅80mm~90mmを選びゲレンデ内での滑走を気楽に楽しみたいという方は色々なターンや滑り方をすると思うので身長と同じくらいのスキーを選んでいただければ色々なことに対応することが出来ます。またロングターンを中心に考える方は身長+10cm、ショートターンを中心に考える方は身長-10cmというような選び方もおすすめです。

ファットスキーでの滑り方

実際にファットスキーを買ったは良いけど滑り方とかってあるの?という質問をよく受けます。

基本的な滑り方

通常のスキーの場合、太さの関係などからパウダースノーで浮力を得ることが出来ません、もしくは後傾になって無理やり浮かせたりしますが、ファットスキーを履くことで自然に浮力を得ることが出来るので通常のゲレンデで滑っているような滑り方に近い状態で気持ちの良いライディングをすることが出来ます。

目線と意識の考え方

パウダーランに限ったことではありませんが、滑っているときは常に自分が進んでいく方向を見ておくことは絶対に必要です。ただし、非圧雪のパウダーランやツリーランなどでは通常のゲレンデで滑るよりも更に周囲に気を向けておくことがスゴく大切です。非圧雪状態のところは突然、崖があったりツリーランでは木を避けて滑ったりしなくてはいけないので危険が常にあるということも意識が必要です。
目線は常に遠くを意識して、広い視野で滑るようにしましょう。うまく滑れたり、自分の思い通りのラインが描けたときは本当に気持ちがいいですよ。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
ファットスキーと言っても最近では多種多様な幅のスキーが出ているのでどれを選んだらいいのかなど迷ってしまいがちになりますが、ここまでで書かせていただいたとおり使用目的に合わせて選択していただくことでおおよそ自分がどれくらいの太さのスキーを選べばいいかが決まってくると思います。
また世界的なスキー事情をみても最近ではあまり新雪などを滑らない方でも比較的太めのスキーを履くことが主流になってきています。それは単にスキーを楽しみたいという考えの中で広大なゲレンデを滑るのに適したスキーはどんなスキーがいいのかなどを開発者達が考えるようになったからかもしれません。
日本という環境は比較的大雪に見舞われるエリアにスキー場が多く集結しています。もちろんせっかくスキーをするなら天然雪で滑りたいというように思う方も少なくないと思います。そんな方にはこの使用目的を新しい方向に向けることでよりスキーライフを今まで以上に楽しむことができるのではないでしょうか?
ぜひご参考にしてみてください。

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