こんにちは!テレマーカーの佐藤です。
最近ゲレンデでもよく見かけるようになったテレマークスキーヤー。
何となく気になってる!
機会があればやってみたい!
という方も多いはず。
そこで今回はテレマークスキーマテリアル入門編と題してお話ししていきたいとおもいます。
テレマークスキーで最初に用意するもの
1.テレマークビンディング
ビンディングは大きく分けて75mm NormとNew Telemark Norm(NTN)の2種類があり、見た目はもちろん乗り味も異なります。
75mmNorm
NTN
ひと昔前では75mm Normが主流で、ケーブルにバネでテンションをかけてブーツを固定するのが特徴です。
ケーブルビンディングとも呼ばれていて、バネの強度が高くなるとビンディングの剛性も強くなります。75mmのいい所はとにかく軽い!
パウダーやオンピステをまったり滑りたい人にオススメ!
別売りの流れ留めも忘れずに!
一方、最近の主流であるNTNではケーブルを使わず直接ブーツを固定するためしっかりとしたホールド感があり、アルペンスキーに近い感覚で滑ることができます。
パウダーをスプレー上げながらガンガン攻めたい!
レースに興味がある!
テレマークでアルペンみたいなカービングをしてみたい!
なんて方はNTNをオススメします!
2.テレマークブーツ
ブーツ選びはどのビンディングを使うかによって変わってきます。
75mmとNTNでブーツの規格も変わります。
両方のビンディングに共用できるブーツは今のところ存在していません。
ブーツを選ぶうえでサイズも大事ですが、テレマークブーツの場合、蛇腹の位置が自分の足と合っているかがポイントになります。
75mmテレマークブーツ
NTNブーツ
写真で見るとわかりますが、先端の形が異なっています。
どんなスキーがテレマークに向いてる?
基本的にテレマーク専用のスキーというのはありません。
レーシング、フリーライド、オールマウンテン系なんでもテレマークとして使えます。
ですが、例えばエランのフュージョンシステムの様なビンディング一体型のスキーにはテレマークビンディングは使えません。
ファンスキーでもテレマークにすることができます。
カスタムする楽しさ
実際にテレマークをやってみると分かりますが、ビンディングによって乗り味がかなり変わります。
剛性の強いスキーと剛性の弱いビンディングでは相性が悪く、お互いの持ち味を殺してしまいます。
ファットスキーの場合は、板の硬さに関係なく剛性の強いビンディングがオススメです!
自分だけのお気に入りの組み合わせを見つけましょう!
そしてテレマークをより楽しむためにビンディングの取り付け位置にもこだわります!
じつはテレマークビンディング(特に75mm)はアルペンスキーほど明確に取り付け位置が決まっていません。
前につければ板の挙動は速くなり、後ろにつければコントロールがしやすくなります。
滑り手のスタイルによってビンディングのベストポジションは若干変わります。
位置決めするためにブーツセンターを基準に考えるか、3ピン(ブーツ裏側前方に空いた3つの穴)の位置、母指球の位置を基準にするか、色々な考え方がありますが、色々試してみて気持ちよく滑れることができればそれが正解です!
僕はアルペン同様にスキーセンターとブーツセンターを基準に、板のロッカー具合や用途に応じて15mm~40mmくらいセットバックしてます。
最後に僕のテレマークビンディングをいくつか紹介します。
Icelanticと同じアメリカ製の22デザインズ!
シンプルな構造でワイルドなデザインがお気に入り!
Icelanticのグラフィックにも間違いなく映えます!
ロッテフェラー社のNTNビンディング!
トーションの強いスキーとの相性はバツグン!
板の性能を最大限に引き出すために、アルペン用のプレートを使用。
プレートのインサートビスの穴が干渉して普通には取付できないので、プレートを前後逆にして無理やり装着!笑
めちゃくちゃ調子良い!!
そして今一番お気に入りのビショップビンディング!
なんとIcelanticと同じコロラド発のブランド!
とにかくカッコいい!!
その言葉に尽きる!
言うまでもなくカッコいいグラフィックのスキーと相性バツグンです!笑
テレマークスキーはフリースタイルスキー同様自由度が高く、自分のスタイルを非常に出しやすい道具です。
一緒にテレマークやってみませんか!?
September 19, 2018/GEAR/スキースキーの選び方テレマークファットスキー