テレマークビンディングの取り付け位置について

テレビンの取り付け位置ってアルペンとどう違うの?

最近、テレマークのビンディングの取り付け位置についての質問を受けることが多いので、記事にしてみました。

テレマークスキーでは脚を前後に入れ替える動作があるため、カカト寄りに荷重→つま先寄りに荷重を交互に繰り返し、左右の脚で荷重ポイントが異なるのが特徴です。

アルペンビンディングの取り付けの場合はブーツセンターを基準に考えますが、テレマークの場合は動きが複雑なため、ブーツのどの部分を基準にすればいいのか悩みどころ。

これからテレマークを始める方であれば、取り付け位置も含めて全てショップにお任せするかとおもいます。

ですが、じつはテレマークのビンディング取り付け位置については店によっても位置決めの方法が違ったりします。

ビギナーの方にもぜひビンディングの知識をある程度取り入れてから、お店に足を運んでいただきたいです。

NTNブーツと75mmブーツの違い

最近のNTNブーツにはアルペンブーツ同様センターラインがついているのでアルペンビンディングと同じ算出方法での取り付けが一般的です。

従来の75mmブーツの場合はセンターラインがないので、3ピンラインを基準に位置決めしていきます。

3ピンって?

昔ながらの細板に革靴といったクラシックなテレマークスタイルで主流のビンディングシステム。

3ピンビンディング

ブーツ裏の3ピンライン

ブーツ裏の3つの穴をビンディングの突起にかませて固定する大変シンプルな構造になっています。

ちなみにNTNブーツには3ピン穴は存在しません。

3ピンを基準に取り付ける場合、ICELANTICのスキーでいうCC(コードセンター)の位置とブーツ裏の3ピンラインを合わせます。

これが3ピンビンディングやケーブルビンディングのベーシックな取り付け位置になります。

滑りのスタイルに合わせて位置を調整

3ピンラインをスキーのCCラインに合わせると、アルペンビンディングに比べるとかなり後ろめな印象です。

後ろにセットすることでテールコントロールがしやすくなり、クラシカルなスタイルで楽しみたい方にはこのセッティングがオススメ!

エッジグリップを活かしてより力強い滑りをしたいなら、10mm〜30mmほど前へ取り付けます。

さらに飛びやジブも視野に入れるなら40mm〜50mm前へ出すと面白いでしょう。

26cmのブーツの場合、40mmくらい前へセットするとだいたいアルペンと同じ位置にきます。

テレマークって奥が深い!

文頭で説明したとおりテレマークスキーでは荷重ポイントが一定ではないため、ベストな取り付け位置を厳密に考えれば考えるほど難しいかもしれません。

滑りのフォームも個性が出やすく、バランスも人それぞれ。

僕はいつもビンディングは自分で取り付けていますが、何度やってもやはりビス穴を開ける瞬間は緊張します。

ビンディングの位置決めに悩んだらぜひ参考にしてみてください!

December 21, 2019/GEAR/

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