鮮烈デビューから1年。
icelanticski初めての試みだったプロコラボシリーズのSABAPRO117。
各国で品薄状態になる程のヒットで日本では過去の記憶でも1〜2を争う売れ行きだったスキーの開発とプロモーションに関わった自分が一番驚いてる。笑 (異質な存在感とオーラを放ってるスキー【SABA PRO 117】…参照)
先シーズン全世界のライダーの意見から出来上がったSABAPRO117。
前回書いた記事を読んで「そこまで言うなら…」と試乗してくれた人がたくさんいると聞きます。ありがたいことに試乗した方からの一言目が
「こんな楽しいスキー初めて乗った!」や「フルロッカーのイメージが変わった!」と嬉しい意見の数々。
自分が関わったスキーが高評価なのは鼻か高く誇らしい気分で順調にオーダー数が伸びていた。
夏くらいにicelanticski japanの悠からまた突然のメッセージ「ヨシミチさん…SABAPROにセンター107mm出ます!早めに手配しますんでテストお願いします!!」
世界的に人気のセンター幅110mm前後のSABAPRO…これは日本にピッタリじゃないか?とテストを始めたのが12月…
一言で言うとどこに行ってもストレスのないオールラウンドスキー。
フルロッカーなのにオールラウンドスキー?それはおかしいだろう?と聞こえてきそうだがそれは後で説明するとして
肝心のスリーサイズが
137ー107ー127
感のいい人ならすぐに分かるはず。
SABAPRO117のスリーサイズのトップ・センター・テール を
10mm細くしたサイズ…あの乗り味が扱いやすくなったと言えるだろう。
前置きはや説明が長くなってしまったがこのスキーの乗り味は…
SABAPRO117ではバタついてしまった様な固い斜面や朝イチのグルーミングでのエッジグリップが信じられないくらい良くなっている。
間違えて欲しくないのは117のエッジグリップが悪いわけではない。
117の噛みつき感が格段に増してると言った方が正解だろう。
そして117同様リフレクティブロッカーを採用してるので自らターンをすると言うよりもスキーのサイドレールに乗って(スキーを立てて)カービングするとフルロッカー特有のバタつきを全く感じない最強のクルージングスキーに仕上がっている。
カタログ上では記載されていないが10mm細くなっているので滑り出してすぐに「あれ?117より硬くなった??」と感じるかもしれない。
そう感じた人は若干スキートップ側に体重を乗せて欲しい。
117では感じられなかった様な“よりキレるターン”を感じられるはず。
SABAPRO117が万能な一本で全てをこなせるスキーと去年紹介は間違えてはいない。だが10mm細くなった事で朝イチのパウダーを楽しんだ後にグルーミングだけじゃなく荒れたゲレンデでも楽しめコブもパークもと一日中スキー場を楽しめる…
そんな107は正真正銘のオールラウンドと言っていいだろう。
これから全国で試乗会が開催されるがSABAPRO107に是非乗って試して欲しい。どんな環境や雪質でも最高に楽しめる正真正銘のオールラウンドスキー“SABAPRO107”を!!
SABAPRO107なら…どこだって楽しいに決まってる!!
板のレビューなどは動画の中の話でも出てきますので是非ご覧ください!
「Icelantic Japan代表の元W杯アルペンスノーボーダー屋田と同エグゼクティブアドバイザー佐々木が語るスキーの楽しさと未来【 ONE DEGREE RADIO #02 】」
アイスランティックジャパン
エグゼクティブアドバイザー
佐々木ヨシミチ
February 24, 2021/GEAR/SABA PROファットスキーフルロッカー