海外スキー場情報(アメリカ編)X-GAMESの開催地「アスペン」へ遠征!!

どうも、Icelantic Travel Desk 担当、YUです。

昨年度からライダーの伊藤ルカの大会引率で海外へ遠征することが多くなって来た我々Icelantic マネージメントチームですが今回は「Aspen Open 2020」へ参戦しに世界的に有名なスキーリゾート「アスペン」へ行ってまいりました。

と言うことで、その模様とアスペンのスキー場事情、周辺都市情報について書きたいと思います。
ましてや今回は世界的にも有名なアスペンへの渡航だったので、今後アメリカへスキーをしに行く人は必見だと思います。大概の人は「なるべく安く済ませたい!!」と言うはもちろんだと思いますので是非参考にして頂けたらなと思います。

一年の世界一周旅行を100万円で制覇した経験から、「お金をしっかり使うところ・セーブできるところ・」のノウハウを培いましたので、有力な情報があれば是非参考にしてください。

メインスキー場から車で約5分のところに空港があり超便利

スキー場へのアクセスって結構ハードだと思いませんか?現地の空港に着いて、さぁそっからレンタカーやらバスやらに乗り換えてー、スキー場のある山岳地帯まで行ってー、スキー場付近に着いたらタクシーかバスで宿まで・・・って流れが一般的だと思いますが、アスペンはそんなこと考えなくていいです。

最終目的地をアスペン(ASE) にすれば良いのです!!
今回我々はサンフランシスコ経由(SFO)でしたので合計移動時間(トランジット含む)は13時間半くらいでした。この日は天気が良かったのでサンフランシスコ市内の綺麗な街並みや、ゴールデンゲートブリッジやベイブリッジもクッキリ見えました。

最終目的地のアスペン・ピキトン空港はASPEN / BUTTERMILK スキー場から車で約5分。ゲレンデでスキーしていれば目の前で飛行機が離着陸します。そんくらい近いです。

写真の左の方に見えるのがバターミルク・マウンテンです。目と鼻の先とはこういうことですね。

もちろん首都デンバーからレンタカーで行くことも可能ですが3時間強はかかります。アメリカでのドライブは、わかりにくいジャンクションなどがあまりなく、料金所もほぼないため非常に快適です。道幅も広いから運転時のストレスも日本に比べたら少ないと感じます。VAILやKeystoneをメインに滑る方は首都DENVERの方がアクセスしやすいです。が、今回はASPENが目的地だったので何より日本から飛行機に乗って一回乗り継いでしまえば「目の前にはASPEN」という、非常に楽チンな方法を選択しました。

ちなみにアスペン以外にもジャクソンホールやソルトレイクシティーなども空港から近い巨大スキーエリアとして有名です。

僕がよく使っている航空券比較サイトは「Skyscanner」です。もしくは「Expedia」。世界一周中もこの比較サイトをよく使いました。

で、検索を「日本」→「アスペン」にするだけです。予約をする時期とタイミングにもよりますが7万円から16万円くらいです。出発場所を「日本」とすることで日本中の空港からどこが安いか自動で検索してくれます。まぁだいたい成田か羽田になるんですが、たまーに関空やセントレアからの便が激安だったりするので一回チェックしてみる価値はあるかと思います。

試しにやってみましょう。ここでは8月末という設定にします。

……….

 

乗り継ぎ二回だけど、76,000円は激安!!!しかもDELTA(FSC)なのでそこはクリアです。
しかしネックは二回の乗り継ぎ・・・そのリスクを背負えるか否かです。

基本、「安い順」で表示されるのでさらに下のスクロールすれば乗り継ぎが少ない候補に変わり、当然料金もアップします。行きは乗り継ぎ一回、帰りは二回で132,000円。乗り継ぎ一回だと153,000円・・・自分たちの旅にあった便を探しましょう。

一つSkyscannerを利用するにあたって気をつけなければならないのが、「乗り継ぎ時間」です。めっちゃ安いけど、合計渡航時間25時間とか丸一日経由地で過ごさなければならなかったり、逆に乗り継ぎ時間1時間とかちょっとでも飛行機が遅れたら時間的にインポッシブルなのものだったり、乗り継ぎ3回とか預け入れ荷物絶対どっか行っちゃうでしょってのも検索に引っかかります。なので、慎重に選んだフライト情報を確認してください!!

また、スキー旅行はどうしても荷物が多くなります。スキー板に加えブーツやウェア。ゴーグルやグローブやワックスなど・・・なので、いくら安くてもLCC(ローコストキャリア・格安航空券)にはせずにFSC (フルサービスキャリア)にしましょう。ほとんどのFSCは手荷物10kgに加え23kg のスーツケース2つまで預け入れできます。スキーバッグならば「スポーツ用品」として一人一つ預け入れできます。機内食も飲み物(アルコール含む)も無料です。あと、座席がLCCに比べ広いです。これ、長時間フライトでは非常に大事なことです。「スポーツ」をしに行くわけですからなるべく移動時の疲労は溜めたくないですからね。なので、ここはケチらずに!!

アメリカへはそんなにLCCで飛ぶ人は少ないかと思いますが、中国や韓国、オーストラリアなど近場だとどうしてもLCCの料金が魅力的で、ついそちらを予約してしまいがちですが、チェックイン時にオーバーチャージ代をごっそり取られますのでご注意を。

もちろん、スキー旅行じゃない時や一人旅行、バックパック一つでOKの時なんかはLCCはすごく魅力的です。何より安い。国内の新幹線の方が高いことなんて多々あります。

なので、航空券はLCCではなくFSCで。
荷物が多いスキー旅行はなるべく空港が近くなるように手配しましょう。

レンタカーは借りた方が絶対便利・国際免許は日本で取得しておこう

車社会の国では車は借りた方が確実に快適に過ごせます。逆に電車や公共交通機関の方が不便です。「バスでもほぼ時間通り」にくるのは日本だけです。なので、レンタカーは借りましょう。自由度が格段に上がります。海外のレンタカーは基本安いし結構な確率で「アップグレード」してくれます。 今回、僕らは一応雪道を走るだろうから「ミドルサイズSUV」にしておこうと予約をしましたが、渡されたのがこの車でした。US NISSAN ARMADAですねww

 

・・・へーこれがミドルサイズか。エクストレイルの写真だったんだけどなーと。

まぁ確実に勝手にアップグレードしてくれてたとは思うんですが、確認したら

「Yeah, sorry thats the only SUV we have…..but its a nice car!!!」
「悪いね、今あるSUVがコイツだけなんだ・・・でもいい車だよ!!」と、ナイスな対応でした。

まーあんまきっちり管理してないのかな?前もソルトレイクシティへ行った時も「この車しかない」って言われてVW GOLF を予約したんですが、出てきたのは高級セダンでした。そもそも、アメリカは「軽自動車」とかという概念がないので基本大きめの車が配車されます。なのでどの車を借りても基本は安全な車です。

料金は8日間借りて約日本円で約26,000円。基本的な保険も込みで、一日3,500円くらいでした。

いつもこのレンタカー比較サイトを利用してます。
Rentalcars.com
国によってその国特有の車種が選べるので検索してて楽しいです。ドイツとかBMWが1日4000円とかでたまに検索にひっかかります。しかし、あまり期待し過ぎるのはダメです。「今あるのがこれしかない」とか言われてBMWじゃない可能性もありますし、逆にAUDIが出てきたりする可能性もあります。そこは運次第です。

それと、国際免許証は必ず出国前に所得しておきましょう!!!!即日発行が可能な免許センターに行けば写真と収入印紙代を払って終了です。レンタカー予約完了して国際免許忘れた、なんてことないようにしましょう!!!ハワイは日本の免許で大丈夫ですが本土は100%チェックされます。

あと、アメリカは州ごとに交通ルールが異なります。アメリカは基本赤でも車がきていなかったら「右折はOK」です。青に変わるのずっと待ってたらクラクション鳴らされてしまうので、行ってOK!!! 渡航前にチェックしましょう!!

滞在先はアスペン市内ではなく、カーボンデール市内での宿泊がオススメ!!

繁忙期のアスペンはとにかく物価が高い!!!宿はもちろんのこと、食事や交通もさすがは世界リゾート、結構いい価格です。ちなみにリフト券なんですがこんな感じです。

日本のスキー場に比べると、すんごく高いです。1日券$179….チケット売り場での購入は三日券でも$507….

三日で5万円近くしますね。アメリカ人もみんな言ってました、「アスペンは高いよ・・・VAILはもっと高いよ」

今回はAspen Open の大会に出場のため選手割引が適応されましたがそれでも日本のスキー場の一日券よりも少し高い料金でした。

それはさておき、滞在先で結構重要になってくるのは宿ですね。今回みたく遠征はできる限り「安くて・ちゃんと休める所」を最優先に検索です。先程申した通り、アスペン市内は基本宿泊料も高いです。半年前から予約すればそこまで高くないらしいですが家族旅行でもない限り、そんなに前から計画はなかなかできない人も多いと思います。今回の僕の基準は2人で一泊10000円まで。その国の物価などを考慮して予算を算出して調べます。かと言ってバックパッカーでのドミトリー生活は安いけど疲れるし、貴重品などにも気を使うので今回はなし。そんな安い宿リゾート地であるわけないだろうと思うかもしれませんが、今回の宿は一泊¥10,000しませんでした。アスペン市内から車で30分ほどの街、カーボンデールという街にあるごく普通のコンドミニアムです。リビング・キッチン・トイレにシャワー、洗濯乾燥機、庭もあって、寝室が2部屋、全く不自由なしです。アメリカはセントラルヒーティングをメインの暖房システムとしていますのでたとえホテルでなくても家中が暖かいので快適です。むしろホテルよりも僕はこういう、普通のお家に泊まれた方がなぜか安心します。

僕は主に「AirBnB」「Booking.com」を併用して宿を探します。いわゆる「民泊」を中心に探すのが良いですね。
探す時のコツは、まずは日にちを入れて、エリアを検索してそこからマップを使い安い物件を探して行く感じです。

こんな具合ですね。マップをみると6000円代も確認できますね。これを見れば大体の「相場」がわかるのでここで自分達にあった価格帯の宿を探すと良いでしょう。

それと、ちゃんと便利な位置にあるか見るのもポイントです。特にアメリカなどの先進国はgoogle map のおかげでStreet Viewも見れますので事前にどんなところかチェックすることも可能です。

アスペンには周辺にBASALT とCARBONDALEという小さな街があります。いずれもスキー場から車で20~40分くらい。さすがに1時間以上かかるとなると毎日の運転が億劫になりますがそれ以内なら道も広くて空いてるので全くストレスを感じません。

最寄りの街まで出て宿を探した方が利口です。価格が全然違いますし、リゾート価格から逃れることが出来ます。

食事は基本は自炊・毎日外食は財布に優しくない

アメリカンフードはやっぱり結構HEAVYです。財布にもお腹にも…なので、宿をとる際に「キッチンが使えるかどうか」もチェックするのがポイントです。必ず街にはスーパーがあります。そこで買い出しをして滞在日数分の食材を買っておけばかなり節約できます。

これはアメリカ全土にある「WHOLE FOODS MARKET」。基本オーガニック志向でちょっと高級なスーパー。長野県でいう「ツルヤ」ですね。あとは「CITY MARKET」があります。BIGやDELICIA的なスーパーもあります。

韓国や中国、東南アジアなど「食が安い」国は全く自炊する必要はあまりありませんが、アメリカやヨーロッパはとにかく外食が高いでので自炊を多くした方がかなり旅費を抑えられます!!チップも払うので最終的に結構な額になってしまいます。日本感覚だと、ラーメン800円のところが現地だと15ドル(1600円)くらいします。

我々日本人は、「安くて美味しい」ものが毎日食べれるとても幸せな民族というのを忘れてはいけません。ちなみに日本のコンビニも世界一だと思います。アメリカのコンビニ(ガソスタ)は…….ロクなもの売ってません。無論、ピザまんやチキンなんてないです。軽食はホットドックくらいです。

とは言っても、せっかく海外に来たのだから外食も数回はしました。特にカーボンデールはそこまでリゾート価格ではなく結構フレンドリーな価格で提供しています。

ここのコーヒーもすごく美味しくて旅の後半は毎朝行ってました。BONFIRE COFFEE!!!!

色々な支払いは基本はクレジットカードが無難

アメリカこそ、クレジットカード社会です。現金は・・・そもそもアメリカではみんな使わないのかなってくらい見ないですね。コインもなんかわかりにくいし、特にスキーする時なんかはコインは邪魔でしかありません。なのでクレジットカードをメインに生活することをおすすめします!!

アスペン・スノーマス / バターミルク・マウンテン

理想のスキー場

結論からいうとめちゃくちゃ良いスキー場です。

フリーランがすごく楽しい!!!!

「住み分け」がしっかりとしていて、初級者・中級者・上級者にあったスロープがバランス良く配置され、それらのコースが交差したり、いわゆる「危ない箇所」が少ないのも印象的でした。

マップをみてわかる通り、中央リフト上部が中・上級。右側が初級・ファミリー・ミニパークエリア。そして左側が上級と行った具合に、レベルと目的に合わせて住み分けができています。各高速リフトのベースにはもちろんセンターハウスと駐車場があります。ゴンドラではなく高速クワッドリフト三本で成りたつこのスキー場は非常に理にかなったゲレンデだと感じました。

そして、空港から離着陸する飛行機をゲレンデから見れるのもさすがアメリカのスキー場だなと感じます。スケールがケタ違いですね。

X-GAMESの開催地

アスペン・バターミルクはあの有名なXgamesの開催地としても有名ですね。というより、先にXgamesを知った人の方が多いのではないでしょうか。

センターハウスを背に、左からスロープスタイル、真ん中にスーパーパイプ(ハーフパイプ)、そして一番右側にビッグエアのキッカーおよびコースがドドドーーーーン!!!!!!圧巻のスケールですね。本番はナイターなのでまた雰囲気が格段にいいのでしょう。ここでは世界レベルの選手たちが日々練習しているので、行けばほぼ100%の確率ですごい技とか見れます。

さすが、アメリカンサイズです。

Simple Is The Best  なセンターハウス

センターハウス「BUMPS」は非常にシンプルな建物ですが、レンタル・レストラン・バー・ショップ全て揃っていて、困ることはありません。というか、余計なものがないのでシンプルにランチして、休憩して、さぁ滑るかー、みたいな流れが作りやすいです。ランチもピザしか食べてないですが、いろんなメニューがあって良さげでした。

まとめ

  1. 飛行機はFSC(フルサービス・キャリア)で!!アスペンなら最終目的地は「ASE」!!
  2. レンタカーは絶対!!自由度が格段に上がる!!
  3. 宿はアスペン市内ではなく近場の街の方がお得!!
  4. 現金はめんどくさいので、クレジットカード必須!!
  5. 自炊メインで、外食少なめ!!
  6. Aspen/Buttermilkはめちゃいいスキー場!!わかりやすい!!

ってな感じでポイントをまとめてみましたがいかがでしたでしょうか?!?!

現在はコロナウィルスの影響で海外旅渡航はかなり制限されていますが、来年のスキー旅行の候補に是非参考にしてみてくださいね!!!!

おまけ!!!

せっかくコロラドへ行ったので、最終日にちょっとロングドライブしてIcelantic本社・フラグシップショップへ行ってきました。Global Sales MGRのJIMには会えましたがその他スタッフ(BENも)はみーーーんな海外だってw

皆さんもGOLDEN市内にあるこのショップ行く機会がありましたら是非立ち寄ってみて下さい!!

CHEERS!!!!

March 20, 2020/TRAVEL/

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