コロラドはパーク激戦区 その1
こんにちは ライダーのくんさんです。
パークに少しでも興味のある方ならアメリカのパークはデカい!というイメージがあると思うのですが、
そんな巨大パークの沢山あるアメリカでも、ここコロラドは特に有名パークが集中しています。
私がホームにしているKeystone、Dew Tourの行われるBreck、パイプやトランポリン・室内パークの充実したCopper、そしてXgamesの行われるAspenなどなど…
どうしてこの地域はこんなに多いのでしょうか?
理由① デンバー経済圏がデカい
簡単に言うと信じられないレベルのお金持ちが全米から遊びに来るので、予算がパークにも回せます。XgamesやDew Tourなどデカいイベントをシーズン頭にやって宣伝し、それがまた新たな集客につながるという好循環になっています。
レストハウスの上階は全てコンドミニアム。スキー場に接続してたりすると一部屋1億2億当たり前。
この辺は億ションならぬ、億コンドミニアムが一杯建ってるんですが、そのレベルのお金持ちってスキー場でどうやって遊んでるんでしょうか…?🤔🤔🤔
デンバーの地域経済は、その地理的な位置と、全米的な主要交通システムへのアクセスの便利さが優位性になっている。デンバーは半径500マイル(800km)以内で最大の都市であるため、山岳部諸州、南西部諸州、および西部諸州における物流の拠点として発展してきた。また、中西部のシカゴやセントルイス等の大都市圏と、西海岸のロサンゼルスやサンフランシスコ等の大都市圏のいずれからもほぼ等距離に位置するということも、物流におけるデンバーの地理的優位性となっている。加えて、天然資源の豊富なロッキー山脈の麓という立地条件から、初期には金山や銀山での鉱業が、オイルショックで原油価格が高騰した1970-80年代には石油産業が発展した。さらに、西経105度線が通り、かつ標高1,600mの高地であることから、1回の中継で地球上の6大陸に同営業日での衛星放送が可能であり、このことが通信産業の発展につながっている。
wikipedia デンバー 経済
理由② 雪があまり降らない
パークアイテム、特にジブは雪が降られると除雪や掘り出して設置し直しになります。
特に日本のような沢山降る場所でアイテムを一杯置いていると管理が本当に大変。
その点コロラドの気候は晴れが多く、夜はとても冷えるため、一回リップを作ってしまえばメンテナンスは表面の整地だけで済む場合が多いです。
※作ってしまえば管理は楽ですが、頻繁にアイテム付け替え工事をやってるのでディガーは営業時間外にめちゃくちゃ働いています。
キッカーやパイプもほぼ人工雪だけで造成するので、一定の雪質でジャンプのアプローチスピードも安定。
早い時期からオープンでき、いろんな国から遠征に来ています。
(キッカー1基作るのに人工雪代にどれくらいお金かかってるんでしょうか…)
新雪があまり降らなければゲレンデフリーランだけじゃなくパークでも楽しみたいですよね。
遠征組、そしてローカルもパークをメインで滑ってれば全体のレベルもどんどん高くなっていき、いろんなアイテムが置ける、というわけです。
理由③ 国民性
これはコロラドだけの理由じゃありませんが、
やっぱり根本的にできないことに挑戦するのが好き、見世物を見るのが好き、なんですよね。
たとえ失敗してもまた立ち上がれるし、ショーを見て盛り上がるのも大好き。
パークリフトはパークを滑らない人でもエンタメとして機能します。
ようやく滑れるようになったくらいのレベルの人でもポコジャンに挑戦したりして、結構食らってます。
まとめ
雪が降らない、というのは実は結構大きな要素なんですね。日本では新潟にパークが多いのとは対象的です。
雪が降るとキャパオーバーしてアイテムの除雪が全く追いつかない日もあります。
「そういう日はほとんどないんだからパウダー滑ってくれ」ということですね(笑)
次回はKEYSTONE・BRECK・COPPERの違いについてお伝えします〜 お楽しみに。
December 4, 2018/COLUMN/コロラドデンバーパーク