1月末にフィンランド行きを控えててインフルの恐怖感が増している西條です。
この前ようやく山田くんさんとフォトセッションができました。
この男ほんとにデカイ建物やコンクリートが似合いますね笑
石川県と北海道なのでなかなか撮影できないですが、デカイコンクリの建物探しとかないと!
さてそろそろ本題に…
今シーズンの作品撮りの撮影は毎回雨だの雪だので天候の良い日の撮影は少ないです。
くんさんとのストリート撮影の日もベタ雪の降る中での撮影でした。
そこで今回は雪山撮影に使えるカメラの設定や小道具の紹介をしたいと思います。
主に自分が使っているニコン機での説明になります。
カメラ設定としては動き物を撮影する時に重要になってくるオートフォーカス(AF)の設定です。
フォーカスボタン設定
多分カメラを買った時、最初はシャッターボタン半押しでピントが合うような設定になっていると思います。
ニコン機では下の写真のような「半押しAFレンズ駆動」と言う項目がONになっているのです。
この設定のままでは速いシャッターが切れません。
半押ししてからカシャ、半押ししてからカシャなので。
そこで使うのが「親指オートフォーカス」です。
下の写真の「AF-ON」と言うボタンが親指を置く所ぐらいに大体のカメラはあると思います。
オートフォーカスはこのボタンを使います。
そして「半押しAFレンズ駆動」はOFFに設定します。
そうすれば親指で常にオートフォーカスをしながらシャッターを切り続けられるのです。
最初は違和感がありますが3日で慣れます。そして戻れ無くなります。
フォーカスモード
次にフォーカスモードです。
これはAF-S(シングルAFサーボ)とAF-C(コンティニュアスAFサーボ)という2種類があります。
キヤノン機では前者がワンショットAFで後者がAIサーボという名前です。(確か…)
これは被写体が止まっている場合はAF-Sで動いてる場合はAF-Cを使います。
スキーの撮影はもちろんAF-Cです。
フォーカスエリア
次にフォーカスエリア設定です。
これに関しては色々ありすぎて全て説明しませんが、アクションスポーツの作品撮影に使っているのはシングルポイントAFモードが多いです。
これはその名の通り一点だけ狙ってピントあわせます。
なのでスキーの場合風景のどこに人を配置するかを決めておいて、そこ位置にフォーカスポイントのマークを持っていきます。
流し撮りの時はそのマークの位置に常に被写体を捉え続けます。(この時親指AFは押しっぱなしです)
これで自分がイメージした構図で撮影できるはずです。
ちなみに下の写真は流し撮りなんですが、フォーカスポイントはスキーヤーを配置したい位置に合わせておいてスキーヤーをフォーカスポイントから外さないようにカメラで追います。
そうすれば決めておいた位置にスキーヤーが来た時にイメージ通り後ろの山がきれいに入るということです。
AFロックオン
次はAFのロックオンの設定です。
あまり聞かないと思いますがオートフォーカスをキビキビ動かすかユックリと動かすかの違いです。
これの設定を変えるときは、森の中の撮影や雪が降ってる時の撮影が多いです。
森の中ではスキーヤーを追尾してると途中に“木”がありますよね。その時“敏感”にするとすぐに木に合っちゃうことがあります。
雪が降っている時も一緒ですぐに雪に合ってしまいます。
なので鈍感の方に振ることが多いです。
でもやっぱり降雪時はAFが迷いまくって合わないことが多いですね…
以上がAFの良く使う設定です。
ただし設定は状況によってコロコロ変えるので色々試してみることが大事です。
木の間隔によっては機敏の方がいい場合もあるし、AFエリアもダイナミックAFモードなどを使うこともあります。
小道具紹介
最後に雪が降っている時や逆にピーカンで液晶が見難い時の便利アイテムの紹介です。
まず雪が降ってる撮影やカメラに向かってパウダーを上げてもらう撮影などレンズに雪が被ってしまう時に必要なのが下の写真のシュポシュポです!
これがないとレンズに雪が着いたらそこで試合終了です笑
なるべく大きなものを選ぶのが良いです。
今までこれで飛ばせなかった雪はありません!
実は天体撮影の時曇ったレンズを復活させるのにも使えるのです。
そしてもう一個雪山撮影でに必需品が下の写真のルーペ?です。
これで液晶を覗くと周りの光をシャットアウトして見られるので露出が合ってるかの確認がやりやすいです。
ピーカンの日の撮影でこれを使わなかったら露出オーバーの写真が多いです。
前回のブログでも書きましたが露出オーバーは編集しても修正が効かないので注意が必要です。
以上!今回はAFの話でしたー!
そういえば北海道では最高の天気に恵まれたので最後に一枚写真貼っときます!
未知との遭遇
巨大サンピラーの中にスキーヤーに立ってもらった写真です。
ではでは。多分次はフィンランドブログです笑
January 24, 2019/COLUMN/カメラ写真撮影テクニック雪山