インラインスケーターがスキーを始める?!道具選びから始め方まで全て教えます!

ようやく一部の地域で雪が積もってオープンするスキー場も出てきました。
山はもっと降って欲しいですね!
さて以前「スキーヤーが意外と知らないインラインスケートの世界」でスキーヤーの為にインラインスケートの世界を説明しましたが、今回はその逆でインラインスケーターがスキーを始める為の簡単な説明です。(個人的な意見が大いに入ってます)

写真のライダーくんさんもインラインスケーターです!(この写真はインラインでいうバックスライドですね)

スケーターがスキーを始めるのにオススメの道具やスケートとの違いなどを説明します。
ここでは“遊ぶ”ことをメインに書いています。本気でスキーを始めたい方はちょっと違うかもしれません。

基本的に
・スキー板(ビンディング)
・ブーツ
・ストック
・ウエア
・グローブ
これだけあれば滑れます。
インラインスケーターにはストックは慣れてくれば要らないかもしれません。
最初はリフト待ちとかちょっとした移動の時あった方が楽なので短めでいいので持った方がいです。

天候や時期によってはこれにニット、ゴーグル、ネックウォーマーなど暖かくするもの。
まぁ天候や時期に関係なくゴーグルとニットはあった方が良いかもですね。

スキー板の選び方

スキー板の選び方ですが、長さは身長と同じかそれ以下、最初は10cmぐらい短くても良いと思います。
板の形状はキャンバーロッカー形状、センター90mm前後の細さ、柔らかい反発の良い板がオススメです。
なるべく軽い方が扱いやすいです。
選定基準は自分なら
①柔らかい反発の良い板
②キャンバーロッカー形状
③長さ
④重量
の順で探します。
理由としては…

①なぜ柔らかく反発の良い板か
インラインとスキーの曲がる動作は全く違います。
インラインでは曲がる時、外足を内側にクロスして曲がるので外足に荷重を掛けて板をたわませることに慣れてません。なので柔らかい板なら少しの力で簡単にたわんでくれて曲がりやすいです。

あと反発のいい板だとちょっとした地形で飛びやすい!
これがインラインスケートで街中のちょっとしたギャップで飛ぶ感覚にすごく似ています。
反発の良い悪いは実際に手にとってしならせてみるか、試乗会で履いてみるしかないです。

②なぜロッカー形状か
ロッカーの意味はブログ「ロッカースキーって?」にて。
ただしフルロッカーではなくキャンバーロッカーが良い。
これは有効エッジと言って雪面に当たっているエッジの距離が短くなり、板の長さの半分ぐらいの長さの感覚になります。
インラインに例えると、4ウィール仕様で前後のウィールが接地していない状況です。めっちゃ小回りできますよね笑
なのでインラインとまではいきませんが、似たようなクイックな動きができます。

③長さは
短すぎると荒れた雪では滑りにくい場合があります。
逆にいきなり長い板だと振り回しにくいし、自分で制御しきれないような板に乗せらている感覚になります。
自分は身長167cmでずっと167cmの板を使っていました。

④重量は
まぁそのまま足元の軽さに直結します。
ただしスキー板の重量はセンターに寄っているので、手で持った時と実際に履いて滑った時とでは手で持った時の方が重く感じます。
こんな板はないと思いますが、センターより前と後ろに重量が偏っている場合、滑った時重く感じると思います。
これは力の作用点から重いところが離れるとモーメントが……まぁ長くなるのでやめときます(笑)
「この板欲しいけど重量がちょっと重いな〜」と思っている時は実際履いてみると思ったより軽い!となる場合があるので実際履いてみるのが良いということです。

ビンディング

ビンディングには開放値ってのがあります。
これは数値が大きければ大きいほど外れにくい設定にできます。
レーシングに使うビンディングは開放値18とかです。
開放値10ぐらいまでのビンディングなら安いです。
これは技術レベルと体重によって人それぞれですが、最初は開放値10以下のビンディングで十分だと思います。
ただ、開放値10までのビンディングを10で使うのはあまり良くないらしいので、8か9までしか使えないと思った方が良いです。
たしか工具のトルクレンチも同じようなこと言ってました(ここでは関係ないですがw)

あとシーズンオフの保管時は開放値は下げた状態にします。
工具のトルクレンチも同じです(しつこい)

ブーツの選び方

ブーツはぶっちゃけ自分の足に合えばなんでも良いです。
どんなブーツでもインラインよりはガッチリホールドしてくれます。なのであまり張り切って硬いブーツを買っちゃうと違和感が凄いです。
そして軽いブーツの方が良いですが軽さよりフィット感重視の方が良いですね。
フィットすると軽く感じるのでちょっと高くても自分の足に合う物を選ぶべきです。
痛いと軽くても滑れません。
合わなかった時の痛みはインラインより厳しいです。

スキーブーツの硬さの表記はモデル名の最後に130とか100とか番号が入っていたり、カタログでフレックスという項目で数字が書いてあります。
フレックスは100以下で良いと思います。
板もですが人それぞれ体重や筋力が違うのでここでこれ!と断定はできません。
インラインスケートを違うメーカーに履き替える時も多分一緒だと思いますが、試し履きは重要です。
自分もインラインスケートを癖の強い”レメディ”に履き替える時は失敗したくなくて何人かに履かせてもらいました(笑)
スキーのブーツは量販店などにも並べられているので、インラインスケートよりは試し履きできる機会が多いです。
最近あるメーカーでは、足を3D測定してその足にあったブーツを選定してくれるというサービスまであります。

ウエアの選び方

デザインが気に入ったものがあれば安物で充分です。
あくまでゲレンデでの滑りの話です。
Amazonとかで安く買えちゃいます!


これAmazonで買った激安ウエア!

滑る時期

そして雪質を求めないのであれば晴れる確率が高い3月4月が初めての人にはオススメです。
吹雪と快晴じゃ滑りやすさ楽しさが全然違います。
この時期なら天候によってはパーカーで滑れちゃいます。下手したらTシャツでも…
晴れた日の雪山はマジで気持ち良いのです!
ただし晴れた日はゴーグルかサングラス、日焼け止めは必要です。
自分は一度日焼け止めをせずに1日滑ってたら顔が火傷みたいになって水ぶくれできました。

あと目を守るためにゴーグルかサングラスは絶対した方が良いです。
雪に反射した光はめちゃめちゃ強いので目がやられます。(雪目と言います)
写真のゴーグルはAPHEXのマグネットレンズ、交換が容易です。

番外編ショートスキー

ショートスキー(スキーボード、ファンスキー)はインラインスケートに近いんじゃない?って思いますが。
実は変な転け方した時板が外れないので危ないんです。
あと滑れるところが結構限られる気がします。
でも、インラインスケートとショートスキーはすごく似ています。
多分ですがインラインスケートをやっていると、ショートスキーなら最初はすぐに滑れるようになると思います。
昔サロモンのファンスキーが流行った時インラインスケーターの伊藤英一さんはインターナショナルライダーだったんですよ。

ということで簡単な説明でした!これを機に是非スキーもやってみてください!

最後に、ICELANTIC Skisの板ならNomado95がオススメです!
自分がフリースキーを始めて今までで一番楽しかった板です。

December 17, 2018/COLUMN/

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