ご無沙汰しております!ライダーのショーゴです!
まもなくシーズンアウト!なんて方も増えてきている今日この頃かと思いますが、皆様今シーズンも楽しく滑り切れましたでしょうか?
さて、今回僕は”B.O.B”というイベントに初のスキーヤーとして参加させていただいたので、その様子をご紹介したいと思います
What’s B.O.B
“B.O.B”とはSTAY.RAWというフォトグラファーチームが主催するイベントで、正式名称を”Battle of base”と言います。
ルールは
①カメラマン1人ライダー3人の計4人によるチームバトル
②各チームのメンバー選別方法は、クジ引き等の公平な選別
③それぞれのチームが数日間に渡り対象地区をベースにシューティング。
④各チームは3枚の画像を選出。数日に分けてインスタのSTAY.RAWアカウントより公開。3枚の”いいね!”の総数により勝敗を決定。
と言うものです。
今回は長野県が誇るスノーリゾート、白馬村での撮影がすでに決定していました。
僕はくじ引きの結果、いつも撮影していただいている白川勉さんとはチームを違え、TeamBLACK。Yuyaさんというフォトグラファーとチームを組むことになりました。
僕の撮影(される側)のスタイルとしては「親しんだカメラマンと息を合わせて、狙っていたものを撮る」と言うのが結構多かったので、現地で初めて顔を合わせるカメラマンと撮影に及ぶのはなかなか貴重な体験です。
僕のチームは、長野は大町を中心にBCからストリートまで幅広く活動するスノーボーダーHoly君と、群馬はみなかみで雪上車オペレーターとしても活動するスノーボーダーNaotoさんが同じく選ばれました。
今回は敵チームに回ったTeamWhiteには、カメラマンの白川勉を筆頭に、ストリートスノーボードの概念を打ち砕くStay Hungryの鉄砲玉Shogo君、今回唯一の女性ライダーMiyukiちゃん、そしてすでにB.O.B常連の大出準さんが選ばれました。
僕らチームブラックは山岳滑走が得意なライダーたちが集まりましたが、カメラマンのYuyaさんはBC未経験。スノーボーダー達は飛びもバチバチですが、僕は今年前十字靭帯を再建した初めてのシーズンなので大きく飛ぶことが出来ません。くじ引きで集まるメンバーと言うのは得手不得手もまちまちなのでそこが面白い。
最終的には、一日目を唐松岳BCにて撮影、二日目を白馬ストリートにて撮影という事で決定。
一日目Yuyaさんは初めてのBCにカメラ機材を持って上がるという苦行が、二日目は僕が慣れないストリートをどう狙っていくのかのかがポイントとなります。
1日目ー唐松岳BCー
一日目、唐松岳に登り始めると、無風快晴の最高コンディション!
これ、ポートレートだけでインスタ映えっしょ!滑らずに勝てるっしょ!!と、さっそくポートレート撮影が開始されました。
相手チームはストリートがメインである想定が立っていたので、もう山に上がっただけで勝てる!それが確信できるほどのばっちりなコンディション!
やっぱり白馬と言えば、この北アルプスの美しい景観こそが最も強い魅力と言えるでしょう。
とはいえ、ただ突っ立ってるより、僕らライダーは滑った方が当たり前のように格好が付くので、登ってからが本番です。
今回は八方池から北斜面を落とす、ガラガラ沢を滑走する事が決まりました。
Rider:Holy
Rider:河野祥伍
Rider:Naoto
バチバチのスノーボーダーたちの飛びに尻を叩かれながら、僕も全力で行きます!
初めて会ったライダーたちとも雪の上で板に乗れば、もうそこからは一人の雪山人として滑りでの語り合い。
色んな目線で斜面を分析し、カメラマンに自分の滑るポイントを伝え、カメラマンはそれを最高の形で切り抜くため画角を調整します。
この瞬間は誰もが集中していて、とても気持ちいい時間です。
無事下山し、その後完全に打ち解けたチームでロケハンを開始。
二日目に備えます。
2日目ー白馬ストリートー
二日目は前日ロケハンした場所にピンとくる場所が無かったため、ロケハンからスタート。
朝から降り始めた冷たい春の雨の中、各々がやりたい!と思う場所を探します。
そして、ついに最強のアイテム”サメ岩”を発見してしまいました。
Rider:Naoto
ニヤリと笑う巨大なサメの様な岩。
その岩肌はサメ肌のように苔むしていて、なかなか攻略が難しいアイテム。
そこをNaotoさんがなんとトライ十数本を経て、バシッと決めてきました。
Rider:河野祥伍
僕もトライしましたが、スピードに耐え切れず撃沈。メイクとはいかないまでも、なんとかサメにドロップキックを食らわせる事が出来ました。
この日は9時から15時までひたすらにこのサメ岩とのバトルが行われていた為、写真は少なく、しかし満足感の高い撮影が出来ました。
そしてその後
この撮影の面白い所は相手チームがどんな写真を出してくるかがまるで読めないところです。
なので実際に僕らもドキドキしながら相手チームがどのような写真を選考してくるかを待ちます。
そしてついにInstagramのいいね数によって投票が始まりました。
先鋒戦
TeamBlack 河野祥伍
VS
Team White Shogo
中堅戦
Team Black Naoto
VS
Team White Miyuki
大将戦
Team Black Holy
VS
Team White JUN
投票の行方
さて、一週間の投票期間を経て、ついに順位が決定いたしました!
その結果!勝負の行方は!!
勝者、Team White!!
のがー!!残念!!!!
僕は何とか2位まで食い込んでいきましたが、めちゃくちゃマインドがそっくりだった兄貴、Shogo君の写真に負けました!
残念ですが、悔いはありません!とても楽しいイベントで、参加者通しも最高に仲良くなり、次こそはと言う気持ちが沸々と沸き上がってきています。
いやー、楽しかった!
なんだか久しぶりに初対面のライダー達に囲まれて、自分の経験値と技術、そして愛するギアたちで「じゃあ何をするんだ」というワクワク感に浸れました。
これこれ、これが、スキーの、いや、スキーとかスノーボードとかの枠を超えて、雪で遊ぶ楽しさですね!
次は僕も少しストリートで残せるよう練習しとこ!!
参加者の皆様、そして投票に参加してくださった皆様、本当にありがとうございました!!
April 22, 2021/CULTURE/イベントスキーストリートスノーボードフォトコンテスト写真