スウェディッシュデザインPOINT65°nのザック「BOBLBEE VORTEX 14L」をストリート撮影で使ってみた

今回はスウェーデン生まれのカメラザック「BOBLBEE VORTEX 14L」を実際に電車移動のストリート撮影で使ってみたレビューです。
スウェーデン製と聞いて一番最初に思い浮かぶのがスウェーデン軍が使用しているクッカーの「トランギア」ですね。
トランギアも一つの鍋の中に全てを収納できたりと、色々考えられて設計されています。
このカメラザックも期待大です。

ちなみに雪山で使用したレビューはこちらです。
普遍的デザイン性の高さを誇る「POINT65」を雪山で使ってみた

今回は街中での使用レビューなので雪山とはまた違ったレビューになっています。

普段F-STOP社の「80L」を使用している自分としては「14L」はかなり小さめということになります。
でも、80Lは大型のバッテリーストロボなどかなり大きな機材を入れるためなので、ストリート撮影の場合には不要です。
というか今回は関東で電車移動だったので、80Lを背負うのはちょっと気が引けたので、なるべくカッコ良くてカメラザックっぽくないものを探していました。
いつもお手軽撮影する時には小さめのバックカントリー用のザックを使っていましたが、やはり見た目が登山用なんですよね…

それでも14Lというのは小さすぎでは?というのが使う前の懸念事項でした。
しかもハードシェルなので無理やり押し込めば入るっしょ!が使えないザック。
さぁどうなるのでしょうか?
商品のホームページはこちら。
BOBLBEE VORTEX 14L

自分的には好きなデザインです。
まず、入れる機材の紹介。

・D850(Lブラケット付)+70-200mmズームレンズ
・24-70mmズームレンズ
・8-15mmfisheyeズームレンズ
・58mm単焦点レンズ
・SB-910ストロボ
・SB-700ストロボ
・ストロボトランスミッター+レシーバー×2
・トラベル三脚
・11インチiPadPro
・カメラストラップ
・エアダスター
・ルーペ
・予備バッテリー
・予備メモリーカード
・モバイルバッテリー
・防寒着(ダウンジャケット)

ストリート撮影でも暗い場所や夜での撮影があるのでストロボは外せません。
最近はその場で画像確認、編集をすることが多いのでiPadProとメモリーカードリーダーも持ち歩いています。
上記の70-200mmのレンズは撮影対象、場所によって14-24mmに変更します。
その場合24-70mmをカメラ本体に装着します。
あと、ストロボやトランスミッターの電池は既に入れてある状態です。
ストリート撮影は時間との勝負のときもあるのでセットできるものは先にセットしておきます。

14Lにこれだけのものが全て入るのか?!
それでは入れていきましょう。
この収納方法はこのザックだけではなく深さのあるカメラザックではおすすめです。
まず中の仕切りのレイアウトです。

こんな感じですね。
レイアウトは80Lのザックでもこんな感じです。
色々試しましたがやっぱりこの形に落ち着きました。
実際に入れていきます。

まず1段目はこんな感じです。
深さがあるのでまず下に小物を入れます。
カメラストラップをこの位置に入れるのがミソです。
これも80Lのザックでも使う収納方法です。
次は大物を入れていきます。

カメラはこの方向です。グリップを下にします。
これでグリップとレンズフードとの間にカメラストラップが収納されることになります。
なのでカメラストラップの位置があそこなんです。
そして最後にまた小物を入れていきます。

最後に付属のバンドで落ち止めをします。

これで背面のメイン収納は終わりです。
その他、残ったものを入れていきます。
まずiPadProは背面部分に入れます。

そして、三脚の脚部と24-70mmズームレンズを外の収納に入れます。

70-200mmを14-24mmに変更する場合14-24mmをこの部分に入れることができます。
モバイルバッテリーやメモリーカードリーダーなどをトップ部分に入れます。

この部分は柔軟性があるので結構な厚みがあっても入ります。
最後に防寒着はここに入れます。

ここには何も入らないと思ってましたが結構なサイズのものが入りました。
他にも色々入るかもですね。
以上で全て収納できました!
電車移動で三脚などを外に付けたくなかったのでこのセットでしたが、大きめの三脚も外付けなら大丈夫です。

ホームページではセンターについてますが三脚をつけたままトップカバーが開けれないのと、撮影の時ザックを裏向きに置けないので自分は横付けです。
固定バンドの位置などはカスタムできるので取り付け位置は自由自在です。

このザックでこれはなかなかいいと思った点が腰ベルトを取り外せることでした。


雪山での撮影では腰ベルトは必須ですが、街中の撮影では邪魔なだけです。
電車では隣の人に当たる可能性も。
一番気になるのがバスや飛行機で通路を歩く時です。腰ベルトを止めてないと座ってる人にペチペチ当たるんです。
公共交通機関での移動では邪魔な存在だったんです。
そしてこれを外した状態でも結構ホールド性があります。

これが腰の当たる部分の形状ですが車のバケットシートみたいに腰をホールドしてくれます。
あと、背面アクセスが下から上に開くのもいいですね。
閉め忘れて担いだ時は最悪ですが、取り出しやすさは断然下から上に開くタイプです。

反対にこれは微妙というところももちろんあります。
まず重いです。これはABS樹脂のハードシェルなので仕方ないですが…
カーボンシェルなんてどうでしょう?笑
値段が高くなりすぎるか…
外収納ももう少し大きければ70-200mmのレンズが入るんですがちょっと入りません。

ほんとあとちょっとなんです(笑)
あとちょっとのところがもう一箇所。
iPadを入れる部分ですが11インチのiPadがちょっと無理しないと入らない…あと1cmファスナーを長くしてくれれば…
あとこれは些細なことですが。

開け閉めするファスナーのつまみですがこれは太すぎます。
この写真の場所にファスナーがあると背負った時腰に当たって違和感がすごいです。
太さより薄く大きくしてくれた方が使いやすくザックと体の間に挟んでしまっても気になりません。
そして落ち止めのバンド、これはゴムの方が使い勝手がいいです。
POINT65°nさん是非改善お願いします!

では実際にこのセットで撮影した写真を。

Athletes:Bug!?
デザイナーズマンションの螺旋階段での一枚。
暗かったのでストロボを2灯クロスで光らせています。


Athletes:TakeshiYasutoko×Bug!?
歩道橋での撮影ですが、夕方の撮影で暗くなってしまったのでこれもストロボを使っています。

この2枚とも人通りがある場所なので一瞬しか撮影のタイミングがありません。
なのでストリート撮影では機材の取り出しやすさ、撤収時の収納のしやすさなど雪山以上にシビアになります。
機材だけでなく自分の撮影スタイルに合ったカメラバッグは必須です。
このザックはオプションも豊富で自分なりにアレンジできるので、使用用途にあったザックにカスタムするのも良いですね。
自分的には街中ではこのザック、雪山ではバックカントリー用のザックを使用するのが良さそうです。

最初の懸念事項のサイズは全然問題なかったです。
思っていた以上に収納できました。
多分小物はまだまだ入ります。

最後に、これ絶対14Lじゃないっしょ(笑)

March 27, 2020/GEAR/

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